とよだの腹
読書  「蜜蜂と遠雷」
恩田陸が ようやっと直木賞を取った 
良かったなぁ と思う

このオバちゃん なかなか「腕」をもっておってな
(いや失礼 彼女はオイラより若い女性であった オバちゃんはないな)
非常に文章力のある作家さんである

蜜蜂と遠雷

  「蜜蜂と遠雷」 恩田陸 著  幻冬舎


直木賞の選考委員は 浅田次郎や宮部みゆきがやっておるんでな
まぁ ちゃんと「読める」方々がやっているので 順当な結果であったろう


皆さんにも お奨めするぞ
読んで損しない傑作である 
まぁ長編なので疲れるがな ず~っと読み続けていいな と思わせる居心地の良い小説であった
間違いなく 恩田陸の代表作のひとつになると思う


・・・と 偉そうに書いているが 実はそんなに恩田作品を読んでいるわけではない

「夜のピクニック」が本屋大賞を取ったんで そこで初めて恩田作品に触れた
老若男女 誰に薦めても 嫌がられないであろう さわやかな本でな
そこを皮切りに 何冊か読んだ

その何冊か の中に デビュー作の「六番目の小夜子」があってな
この人は「導入」が上手いなぁ と感心した
「導入」という表現が分かりにくければ「設定」と言おうか 実に設定が上手い

ただ・・・
ここからは恩田陸ファンに怒られそうだが 素人の一読者の戯れ言と読み飛ばしてほしいのだが
初期の作品には重大な弱点が見えてしょうがなかった
「重大な弱点」?・・・ そう あれだけ素晴らしいストーリー展開をしながら
「伏線の回収」が 実にへたくそなのである

あれだけ 素敵な伏線を張り巡らせておいて この終わり方はなかろう と残念になるのだ
なんで ひとつひとつ 伏線を回収していってくれんのか 回収しない伏線はもはや伏線ではない
ここらへんが宮部みゆきとの違いである

  いや 宮部作品の中にも あえて伏線を回収していないものがある
  ベスト オブ ミステリー の「火車」である

  (ネタバレ失礼)
  火車の中で 主人公(犯人)が登場するのは 長編の最後の数ページである
  みんなが主人公を追っているのに 500ページ以上主人公は出て来ない
  
  最後に出てきたんなら 回収してるやん ともいえるが
  ついにぞ主人公は ひと言も肉声を発せず終わるのだ 主人公が真犯人かどうかすら確定していない
  しかし 読み終えて その余韻に震えるのだ 
  あぁこんな終わり方もあるのか いや これ以上の終わり方はない と見事に完結させている

しかし 恩田にはこんな芸当はできていなかった



「蜜蜂と遠雷」 を 読み進めながら 最後の方になると それだけが気になった
あぁ この人は淡々と物語を終えていくんだろうなぁ いや その淡々こそが この人の味なのかもしらん

淡々と この物語が閉まっても この心地よい世界に浸れただけで 素晴らしい傑作であろう
伏線と回収 それだけが素敵な物語ではない


   物語が終わった






そして 最後のページ そこに「文章」はなかった・・・  なかったが

その最後の1ページだけで この長い物語の伏線がすべて回収してあった



   見事だ!

オイラ 打ち震えながら 本を閉じた 
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本を読む
退職してプータローになってやろう 

そう思ったとき 心の支えになったもの それが「BOOK-OFF」の存在である
大概の方々はご存じであろう 彼らの店には「100円コーナー」がある
本好きのオイラからしたら垂涎の書物たち 何千円・何万円払っても惜しくないような本たちが
なんのためらいもなく そこには鎮座されておる

極論すれば 108円あれば 何も寂しい思いをせずに 一日暮らしていける
王様の生活ができるのである
死ぬまで安泰である 一年で4万円弱あれば贅沢三昧できるんだからなぁ


本を読むときは作法があってな
よく新刊書など買うと レジの清楚なネエちゃん店員さんが「カバーおつけしますか」と
優しい言葉をかけてくださるがな いえいえ とんでもございません なのである

本を買う
まずやることは 帯ごとカバー(装丁)を外す である
単純に カバーなどないほうが本は開きやすい
分厚い本はカッターで分冊すらすることがある 厚すぎると持ち歩きにくい

 「本への冒涜だ」とお怒りの読者が多かろう 許せ キミたちには一生認めてはもらえんことは覚悟しておる
 「次の読者のためにきれいに読んで古本屋に流してやらんかい」その意見もよくわかる 正論である

BOOK・OFFの108円棚をあれだけ礼賛しておきながら矛盾するのだがな
オイラは BOOK・OFFに 読んだ本を持ち込んでやろうなどとは思っていない
オイラの手で成仏させてやらねばならぬ と思っている

新刊出版物がちゃんと流通してこそ 著作者に印税が入り 出版社が健康になり 町の本屋さんが生き延びられる
本を取り扱う世界が 適正利潤をあげてもらわねば困る これ以上弱体化してもらっては困るのである
若い才能たちに 魅力をもって この世界に入ってきてもらわねば困るのであるよ

「じゃぁ 立派な書斎をこさえて 共同墓地のように弔ってやるのか?」
いやいや そんな整理整頓の能力もない カバーを外すのはなぁ
オイラに制服フェチや下着フェチの素養がないからなのである
好きなのは中身なのだ パンツはきちんと脱がして犯してやらんでどうする

不適切な表現が続いて申し訳ない が もうちょい続ける

一度読んだ本を読み返すこともしない
あくまで一期一会 ワンナイトラブ である その覚悟をもって文字と向き合っている
考えても見てほしい どう生きてもせいぜい後20年 7000日である 一日一冊読んでも7000冊しか読めんのだ

この世には 読むに値する良書が莫大に存在する 更には日々新しい良書が出版され続けている

その中から 7000冊しか読めんのだ 振り返っている暇などなかろうや

読み終わった本は 基本的に「捨てる」 それが彼ら彼女らへの(オイラなりの)礼儀なのである



  いや すまない  本好きの皆さんの心情を逆なでするような前段であった
  本論に入る


ここしばらく 「小説」を本格的に読んでいなかった

去年は 宗教・哲学書 に かまけておったのでな
文字中毒のオイラを満たしていたものは 新聞・週刊誌・ビジネス書・資格試験書 であった

電子版で購読している 日経・日経MJ・朝日・夕刊フジ 駅売りの日刊ゲンダイ
これに dマガジン(週刊誌が月間160誌読み放題)が入ってくるとな そこそこ満足できるのだ
おまけに電子書籍のhontoと楽天koboが大特価セールをやってくれたりポイント使えたりするのでな
いや 王様である

小説は何年か前 ブレイク前の池井戸潤と百田尚樹にハマってな 楽しんでおったのだが
百田があれほどのバカとは思わんかったんでなぁ 嫌気が差してなぁ
ちょいと小説から遠ざかっておった


ただ最近 生活の糧であった「株」の大乱高下でな 真っ向勝負していたら 見事に歴史的大連敗を喫してな 
いやいや これは老後まで生きて行けん と覚悟をしたのであるよ
(まぁ最近は また取り戻しに入っておる 野村の兄ちゃんは どう見ても ある種の「天才」である)


死ぬまでに 小説を書かねばならん
いや 印税で王様の生活を維持してやる と 裏トヨダが元気になってきたのだ

小説はなぁ 読んでくれるヤツがおらんとマスターベーションで終わってしまう
印税も稼げん

そこで 「売れてるヤツらの本を読む」 ことにした
時代ごとに読者の感性などは変わっていくのでな 今売れてるヤツらは どんな本を書いているのか
まずは勉強させてもらおうではないか


村上春樹はなぁ どうも しっくりこない ヤメた
東野圭吾はなぁ 先に「ガリレオ」見ちゃってるしなぁ 映像が脳ミソ邪魔するなぁ

結論から言う ここ数週間で読んだ本を列挙したほうが早かろう

 宮部みゆき 「火車」「おそろし」「あんじゅう」「地下街の雨(短編集)」「蒲生邸事件」
 伊坂幸太郎 「チルドレン(短編集)」「ゴールデンスランバー」「砂漠」
       「フィッシュストーリー(短編集)」
 恩田陸   「夜のピクニック」「六番目の小夜子」
 柚木麻子  「私にふさわしいホテル」「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」

 
 併読中:「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)「陽気なギャングが世界を回す」(伊坂幸太郎)
     「宮部みゆき責任編集 松本清張短編集」

 再読:「県庁おもてなし課」(有川浩)「どくとるマンボウ航海記・青春記」(北杜夫)
    「ボッコちゃん」(星新一)

 小説ではないが 「この国のかたち」(司馬遼太郎)
 若い頃 司馬遼太郎と松本清張にはハマって 読み耽ったことがあったんでな



それぞれに感想を述べていきたいんだが 長くなってしまったんで 取り敢えず一人だけ述べる

 文章力 の 観点から


  「宮部みゆき」 このオバちゃんの文章力は本物である 

 おそらく現役作家の中では随一ではないか

例えて言えば(伝わらないかも知れぬが) 文章のデッサン力が凄い
相手にモノを伝える時 サラサラサラッと見事なデッサンを描いて そして大事な部分だけを太実線で
サッと描いて見せている
いや 参りました あんたが売れているのがよく分かった

聞けば高卒後 法律事務所に入り 事務員としてタイプライターの練習で文章を打っていて
周囲も本人もその才能に気づいたそうなのだが 
現世に生きる日本人として いや人間として アナタがこの(小説の)世界に入ってきてくださったことに
心からの感謝を申し上げる

老後の楽しみがひとつ増えた  宮部みゆきは日本の財産である



 



「天人 深代淳郎と新聞の時代」
テレビ東京に「池上彰の経済教室」という番組がある
東工大の学生に 池上彰が経済学の授業をする様子を毎週30分伝えてくれる
さすがに池上さんなのでな なかなか面白い

ロケに行く途中 ロケ車の中で テレ東の女子アナが 
池上彰にいろいろな質問をするコーナーがあってな
詳細は覚えていないが 確か
「池上さんは いろいろな本を書かれていますが 文章の参考にされている方はいますか?」
だったか
「池上さんが 今 文章が上手いと思われる方は誰ですか?」
だったか
そのような質問をしていた 

  「ほぅ」 である 
  オイラが認める「日本語の使い手」である池上さんが何と答えるのであろう
  この方の文章は 実に分かり易い 
  おそらくは「100」の知識を持って (聞き手に合わせて) 「1」 を語っていらしゃる
  だから この方の「1」の裏には 「100」の世界が広がっている
  現在の日本において 間違いなく 第一人者のジャーナリストである
  彼は誰の名をあげるのであろうか

池上氏は 何の躊躇もなく 「編集手帳の竹内政明さんですね」 と答えていた


新聞社は毎日 自社の主張を「社説」として 掲載している

  最近はみんな新聞なんぞあまり読みはせんだろうがな 
  知らんだろうが発行部数だけでみると 読売が世界一なのである(約1,000万部)
  ちなみに2位が朝日 4位が毎日だ
  識字率が高いのか テレビ欄が見たいのか 近所のスーパーのチラシが欲しいのか
  よう分からんが 民意を扇動するには十分な大メディアである 
  (ニューヨークタイムズなんざ100万部もいっとらん)

社説こそは (かなり堕落してきてはいるが)その新聞社の哲学の公式見解なのである
論説委員が 会議をして決めている
ところが これが 実に面白くない 固っ苦しくてな 
あいつらの偏見を難解な文章で正当化してるだけである

でもな 面白いことに 新聞社には もうひとつの「顔」がある
それが 「朝刊コラム」 ってヤツだ
ここには各社の選りすぐりの名文家たちが 「自分の思い」だけで文章を綴っている

天声人語(朝日)、編集手帳(読売)、余禄(毎日)、産経抄(産経)、春秋(日経)である

これは なかなか面白い
社説がクソ面白くもない「建前」だけの文章なら 朝刊コラムは「本音」っぽくってな

皆さんも機会があれば ぜひ一度 この5大紙なるものの朝刊コラムを読み比べて欲しいがな
(いやネットカフェや コメダ珈琲あたりに行けば 5紙揃えてあるから難儀ではないぞ)
さすがに 各社のエースが書いているだけあって読みごたえがある

ただ (個人的な見解と前置きした上で) 各社が自慢の「書き手」を揃えている そのコラムで
明らかに 頭一つ抜けている というか 圧倒的な文章力の違いを見せつけているのは 
(2014年11月時点で) どう見ても 編集手帳 なのである

あの池上さんと 同じことを考えていたなんて まぐれでも嬉しいが
その編集手帳を書いているのが 竹内政明氏なのである



以前 当ブログで 現在の大メディアを批判しまくった回がある (2014/09/12 付 「朝日新聞」)
その冒頭部だけ ここに引用する

  朝日新聞は かつて 日本の知性・教養の代名詞であった

  その中でも 青春期に触れた 深代惇郎氏の天声人語 の文章力は圧巻であった
  あれだけの制約された字数・段落数で展開される 文章の世界 に 
  ひたすらに「凄い」と ひれ伏した記憶がある 
  敵わない と思いながらも いつしかこんな文章の書ける大人になりたいと思ったことを
  記憶している

  その後 深代惇郎の天声人語 に やっと一人の男が肉薄する
  読売新聞 編集手帳の竹内政明氏である

  新聞朝刊コラムの双璧である 両著とも書籍化されている
  皆さんも時間があれば読んでみて欲しい
  文章を砥ぐ とは この方々の文章のことを言う






長い長い長い 前書き 申し訳ない
実は 池上彰氏 そして 竹内政明氏の話をさせていただいたのは 
この本の紹介をしたかったからである

天人

「天人 深代惇郎と新聞の時代」 後藤正治著 講談社刊


深代惇郎と竹内政明は朝刊コラムの双璧である と書いておきながら
竹内氏が深代氏の筆力に 「肉薄する」と表現している

  なんで このとき そう表現したんだろう

「肉薄」
分かってもらえようか 肉薄とは 「競争などで、すぐ近くまで追い迫ること」という意味である
つまり まだ 追いついてはいない 肩を並べてはいない

そして おそらく 稀代の名文家 竹内政明をもってしても 深代惇郎を凌駕することはもとより
追いつくことすら・・・    永遠にできない


  深代氏が もう故人だから とか そんな理由ではない
  なんでだろ  なんでか わからんが 裏とよだが そう 直感したんだろうなぁ



そして この本を読み終わって 何故 そう思ったか はっきりと理由が分かったのである



いや みんなに「読んでみろ」と言った手前 久しぶりに「深代惇郎の天声人語」を
読んでみようと思ってね
Amazon とか 楽天ブック とか探したんだけどね
もう40年も前のコラムなんでね 絶版になっておったようだ

あらら・・・ と思っておったら 10月10日にこの本が発行されていた
よしよしである さっそく電子版を購入してダウンロードして読みふけっておったのだ

  当著は 深代氏と関係のあった方々を 丁寧に丁寧に取材して 
  深代氏がどうのような人物であったのか描き出してある
  途中に 氏の書かれた「天声人語」が何篇か引用されている 懐かしい

  一篇は800字である すぐ読める
  ただ 読み終わって すぐには次に進めない 余韻がすごすぎるのである

  後藤氏(著者)は 深代惇郎を
  「天がきまぐれに このような書き手を地上によこして そして さっと召し上げた」
  「そういう意味で言えば 深代淳郎は天がこの世に遣わせた人<天人>であったのかもしれない」
  と 結んでいる

  深代氏が天声人語を執筆したのは たった2年半である
  そして 最上の文章を綴っていた そのさなかに46歳の若さで急逝されている


先程の「何故」の答え合わせをする

この本の途中に このようなくだりがあある

  深代はもう名文を書こうとしなくなっていたのではないか
  それよりも物事の核心と思われることに率直に平明に迫ればいい
  自然に自身の内から湧き出てくるものを綴ればいい
  - そんな境地に達しつつあったのではないか
    それが結果として名文と呼ばれるものになっていった




白鵬が まだ超えていない最後の記録が 双葉山の69連勝である
双葉山が70連勝ならず 連勝が止まった時 言ったとされる名言がある

      「我 未だ 木鶏たりえず」

現在の日本の最高の言葉の遣い手 池上彰
現在の日本の最高の名文家     竹内政明

彼らは双葉山であるのかもしれない
努力をし研鑽をつみ 最上の文章を我々に紡ぎだしてくださる

そして 彼らが双葉山なら 深代惇郎は その時すでに 「木鶏」 たりえて  そして   
2年半の宝物だけを残し  逝ってしまったのではないか
 

    繰り返す 池上氏も竹内氏も 今の日本を代表する 言葉と文章の達人である
    そして もっと素晴らしい文章を書きたいと おそらくは必死の努力を重ねられている 
  
    ただ そんなお二人に対して
    「もう 名文を書こうとしていない」 深代氏の文章は その時 すでに

    もはや (誰も追いつけない) 違うステージに在ったとしか思えない




このブログを読んでくださっておられる方々
キミたちに この本はお勧めできない 
若いだろうからなぁ
深代惇郎の「天声人語」にリアルタイムに接していなければ ちょっとなぁ 
オイラが何言ってるか おそらく実感できないと思う


   朝日新聞社に告げる

   外部委員に総括させるとか 社長を代えるとか そんなことでは 朝日は復活しない
   「深代惇郎の天声人語」を復刊しなさい
   そして社員全員で再読しなさい 
   彼の文章をかみしめて それぞれが腹に落としてみなさい
   それだけが キミたちが生き残れる最後の手段だと思います


キミたちの先輩に これほどの教養と品格と愛情を持った方がおられたことを
そして その人格を育み その才能を開花させたのが 朝日新聞であったことを
キミたちはそれほどのメディアであったはずだ



この方の文章は もはや名文と言う評価軸では語れない 

    天 声   である


イニシエーション・ラブ
電子書籍はいいなぁ

いや 何がいいって 何冊買っても かさばらないのがいい

特にとよだ家の場合 オイラのこの乱読癖というか文字フェチを放置しているとなぁ
居住空間がなくなるのである
  
  整理整頓の能力が全く欠けたまま56年間生きてきてしまったもんでなぁ 
  生活空間の最大の敵は 散乱し うず高く積まれた 新聞・雑誌・書籍類 なのである


さて その電子書籍 よく30%40%引きクーポン なんぞが出てくるし
たまに 0円本 なんぞ出てきてくれる

先日も「文芸春秋社電子書籍ベスト100」なる0円本が出てきてなぁ
なんの迷いもなく GETしてしまったのであるよ

そこの わりと高い順位に 今回のタイトル「イニシエーション・ラブ」  乾くるみ 著 が出ててな
その説明文

  僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。
  甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、
  最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。
  「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。


に魅かれてな ダウンロードしちまったのである
(いや これはちゃんと代金払ってで だぞ)
なに? 2004年の発行か 10年前か 知らんかったなぁ
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感想を述べる

なかなか面白い よく作り込んである小説である
縦糸と横糸をきちんと織り込んだ布織物 というか 時間軸と場所軸をきちんと計算してクロスしているというか
精緻に組み立てられた物語である 姫野カオルコの作り方に似ている

読むすすむにしたがってドキドキしてきた
これだけ精緻に組み立てられているのである 最後から2行目のどんでん返しってヤツに期待が高まる

が・・・、

えっ !?


何が起きたか分からんが スッと終わってしまった
思わず 次の章がないのか ページを確かめてみた が 何もない
最後から2行目にあったのは 当たり前の普通の台詞であった

ここで オイラの???はMAXになる
これは本格的なミステリーだな 本文中ではなく 出版社が何で上記のような説明文を書いたか
そっちの方がワケが分からない

まぁ そこでネットなんぞを調べてみたのである
そこでやっと謎は解けた

結論を書く

「日本人の読解力はここまで低下してたのか」

である


ネタバレになるといかんので ちょいと違った「例え」で説明しよう

「どんでん返し」が効果的に機能するには 巧みな伏線が必要なんだが この作家
伏線をきっちり書きすぎて本線になってしまっている
つまり 「犯人はAですよ」と思わせておいて 最後に「Bが犯人でした」っていうと驚くのだが
最後の2行目にあったのは「犯人はAでした」だったのである

あぁ あれだけ作者が犯人はAですよ と書いてるのに 読み手はそれに気づかずに読んでたんだ
だから最後に 犯人はA と言われてびっくりしたのである


  前半は普通のさわやかな青春小説である 後半も普通のさわやかな青春小説である
  物語は一人称「僕」の視点で綴られている
  ただ 後半に入るとすぐ この物語の本当の主人公が「僕」ではないことに気づく
  だから その巧みな筆力にドキドキしてたのである
  一般の方は最後まで「僕」が主人公だと思ってたので びっくりされたのであろう

  ただなぁ 縦糸と横糸を紡いでいく手元だけを見てるとな わかんないかも知らんがな 
  編みあがっていく過程で 少し離れたとこからその布をみてみると 
  くっきりと模様は見えるのである
  

惜しいなぁ 乾くるみ もうひとひねりしてくれよ
そうすりゃ アンタ 凄い作家になれるぞ



いやしかし これだけの行数を割いて この本のことを語っているのをみて分かって欲しいのだが
オイラ いたくこの作家さん この物語を気に入ってしまったのである

この作家の 一番のフェイクは 乾くるみ という いかにも女性っぽい筆名かもしらんしな

な オッサン





教養としての経済学
本をなぁ 溺愛しておる

プータローになって何が一番嬉しいかと言うと 間違いなく
何者からも 何事からも 自由に
  
  「無制限に本を読めるっ!」

・・・と言う 贅沢である



本に対しては 勝手な約束事がある

それは
① 数ページ読んでみて ピンとこなければ どんな名著でもそれ以上読まない  ・・・と言うことと
② 一度読んだ本は読み返さない    ・・・と言うことである

読み終わったら 捨ててやりましょう

一期一会の真剣勝負なのであるよ



人生なんて あっという間の出来事だしなぁ
毎年 何万部何十万部という本が発刊されているのだ
もたもたしていると 出会うはずであった本と出会えずに一生を終えてしまうかもしれん
出会うべき本とは 最初の数ページで「おぅ」と感じるものである

その時に「おぅ」と感じなくても 後日「おぅ」と感じるときもある
じゃぁいつ読むの 「その時でしょう」 (東進ハイスクールの林先生口調で)

いや 名著であっても 感じないときに読んだら その本に失礼なのである
逆に読まねばならない本は 必ず 寄ってきてくれるものなのである



最近 株が面白いもんでなぁ
ついつい 経済学の本を読みたくなってしまった
いや素人なんでなぁ 難しい本は理解できない 導入の本でよろしい

「伝説の教授に学べ」(浜田宏一・勝間和代・若田部昌澄)

アベノミクスの精神的支柱 浜田のおっちゃん いやぁ荒っぽいなぁ 面白い
白川(前日銀総裁)は 教え子だろうが あんなにけちょんけちょんにしていいのか


「入門 経済学」(伊藤元重 著)

いやなかなか面白い
でもなぁ「マクロ経済」「ミクロ経済」とか言っても なにかちょいと違和感がある
人間ってそんなに論理的な生き物じゃないぞ

「行動経済学入門」(真壁昭夫 著)

そうそう 人間はそんなに論理的じゃないっていうのが「行動経済学」
こっちの方が 共感できる
でもなぁ この論理は経済学の基礎をきちんと押さえた人が言える論理だなぁ
これだけ最初に読んだら本質を見誤るなぁ



そんなこんな思っていたら 素晴らしい本に出会った



一橋大学経済学部編 「教養としての経済学」



教養としての経済学


いや面白い
経済学の素人のプータローに なるほど と思わせる内容である
さすが一橋大学 日本の文系大学の最高峰だなぁ

今から受験勉強して入りなおそうかなぁ
ただなぁ 英語を勉強する能力が全くないんでなぁ 無理だなぁ
本が好きである
いや 愛している
いやいや 「溺愛」しているとカミングアウトをしても良い

  「じゃぁ私のことはどうなるのよ」
  とか
  「私と本とどっちを選ぶの」
  などと

  不毛な問いを投げかけてはならぬ


貴女達に いかに悩ましき姿態で迫られようが
非情なオイラは冷酷な笑みを浮かべながら
「迷うまでもない 『本』 だ!」 と貴女を振り切ってしまうことであろう

  (いや 「そういう奇特な女性がオマエにいるのか」などという無粋な問いもしてはならぬ
   妄想するだけなら罪には問えぬ と憲法・刑法も言っておる)



申し訳ない
久しぶりの更新なのに また無意味な書き出しをしてしまっている
最近の日常生活は 愛人( = 本)との蜜月期間 なのでな
生存報告用のブログとしては 詳らか(つまびらか)にしておかねばならぬであろう

最近の日常的な一日を紹介する

生活の基調にしているのは やはり司法書士試験の勉強である
山本浩司師の「オートマチック」シリーズも
民法・不動産登記法・会社法(商法)・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
供託法・司法書士法・刑法と来て ついに11科目目の憲法に突入した 102/145コマである
(不登法択一を半分残しているのと 不登法・商登法の記述式がまだ終わっていない)
7月までに終わらせて 更に演習試験(通信)を9回分送らないといけない
教育訓練給付金をもらえなくなってしまう
ちょいと焦っておる

更に7月8日に 知的財産管理技能士2級をうけるようにしたので
きっちり1週間はそれ用に空けねばならない

朝はきちんと起きるようにしている 勤務時代と大違いである

平日は 車で(ダウンロードした)講座を聴きながら 首都圏の大型書店&ブックオフを回る
首都圏の大型書店はほとんど回った ついでに街の散策もできるしなぁ
本屋さんて店ごとに特徴が違うが 資格試験・法律関係の本が充実している本屋が萌える
紀伊国屋・八重洲ブックセンターはやはりさすがだが 個人的に現在NO.1の称号を与えているのは

  「ジュンク堂池袋本店」    である

ここになければ もう諦めるしかなかろう
(ちなみに日本一の称号であれば 札幌の「コーチャンフォー」がいい勝負をするなぁ)
首都圏で ジュンク堂に次ぐ存在は「紀伊国屋新宿本店」「八重洲BC」「丸善本店」ではなく
北与野にある

  「書楽」           であろう

北与野といってもピンとこないであろう 先日気づいたが 北与野駅から歩いて1分のところに
さいたま新都心駅があった (ここのけやき広場のベンチは読書するにはとても気持ちが良い)
街を歩くと 突然の位置関係に驚くことがある やめられん


  3月15日から数えてみたら・・・
  買った本が100冊を超えてしまっていた
  (新聞も毎日 ゲンダイ・フジ・日刊・産経 買ってしまってるしなぁ)
  プータローにあるまじき散財である
  これは 真面目一筋に生きてきた奥手の草食男子が やり手の淫乱にのめり込むようなもんだなぁ
  木嶋佳苗に入れ込んだオジサンたちを どうしても「バカだなぁ」とは思えない
  彼らも夢を見たかったんであろうなぁ

本を買ったらどうするか
まずは カバーを外す
 この前なんて 店員の見ている前で カバーを引きちぎってやったぜぇ どうだい ワイルドだろぉ

・・・いや すまない
店員さんの前で さすがにカバーを破いたりはせぬ

綺麗に読んだ方が 売るときに高く売れるのに  とか思ってはならない
ブックオフの躍進の秘密は「なんでこんな安い買取価格なんだ」と激怒するくらいの買い叩きである
10%ついたら いい方である
売ろうなんて思ったら 本と愛し合うことなんぞ出来ぬ
愛し合うには カバーなんぞ邪魔である
皆さんもパンツを履いたままで 異性と分かり合えるとは思わんだろ

分厚い本は すぐ分冊する
六法なんて5~6に分冊されてしまう 可哀相であるが それだけ愛してやっておるということだ
  そういえば昔 マネジメントフォーラムで 偉い先生がせっかくくれた自著の本をすぐ分冊して
  激怒されたことがあったが 本当にその本を愛するって やはりパンツを脱がせることから では
  ないかと思うのであるが・・・

  脱線するが 昨年度「今年のNO.1 本」を未定としていたが
  「人生がときめく片づけの魔法」 近藤 麻理恵著 にしようと思う
  こりゃ 単なる片付け本じゃないな
  優れたビジネス書 でも表せられん
  これは(本人は意識してなかろうが)悟りを開いた宗祖がしたためた「宗教書」である
  その中に 洋服を買ったらまずタグを外しなさい ってのがあった
  タグを外して初めて その服は 「その家の子」になる って宗祖はのたまっておった
  深い!


でもなぁ 高級書をすぐに切り刻むってさすがに躊躇もする
するが
ここで登場するのが 先ほど紹介した 「全ての著作者・本屋の敵」ブックオフ  である
去年の六法を105円で売っておったりする
105円で買ったものを また売ってどうする
オイラの手で使い切って葬送してやるべきであろう

ちなみに首都圏のブックオフで資格書・法律書の充実しているところは
「町田店」「永山店」であった




本屋・街巡りを終えたら 喫茶店に入る
常時3冊の本を ズボンのポケットに入れている
(ポケットが多くて でかいズボンを選んで履いている)
(A5でギリギリ B6は余裕 文庫・新書は楽勝 である)

親がくれた能力で最大のものは
オイラ特に「読むのが異常に速い」のである
そんなに速いとは思っていなかったのだが 
速読術の本で「訓練したら1分間に1,200字読めるようになる」と書いてあったので
ゆっくり読んでみたら だいたい1分間で2,000~3,000字読んでおった

本屋で立ち読みする時には 5分か10分で1冊読めるからなぁ 何字になるんだろう

まぁ そんな つまらんことを自慢してもしょうがない
フェチを曝したようで恥ずかしい




時間を気にせず ただひたすら 好きな書物をひもどく
人生にこれ以上の贅沢はないなぁ

読者の皆さんは 現役で今日・明日の仕事・生活に一生懸命頑張っておられるのに
勝手にリタイヤして こんな贅沢三昧の暮らしをしてて許されるのかなぁ と 
ふっと申し訳なくなる

許してくださいね


皆さん方が 日本の経済・社会を支えてくださっているおかげで

とっても幸福な時間を過ごさせていただいております
赤めだか
ずっと 「読みたい」 と思っていた

談志が亡くなって その思いは 何か欲求というより義務的な思いになった

  

   ・・・「読みたい」ではなく 「読まねばならない」


今 最もチケットの取りにくい落語家と称される立川談春の著「赤めだか」

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  談志が天才であるのは 本人の技量的な凄さのみならず 弟子の輩出にもある
  政治の天才田中角栄の弟子たちが がいまだにそのDNAを撒き散らかしているように

    角栄の弟子 <総理経験者>竹下・細川・羽田・橋本・小渕・鳩山
          <実権者> 金丸・後藤田・梶山・野中・・・・小沢・・

    談志の弟子 <立川流> 志の輔・志らく・談春・・・
          <立川流Bコース> たけし・上岡・ノック・毒蝮・赤塚・団鬼六・・・
          <その他> 太田(爆笑)・三枝・・・


  本物の天才って後世に影響を与え続けていくんだろうなぁ  それを「文化」っていってね
  天才の天才たる所以は 文化を創り得たかって一点に尽きる




本題に戻る

この「赤めだか」 第一章を読んだ時にぶっ飛んだ
文章のリズムがすごい なんたる才覚 さすが談志の弟子である ぐいぐい引き込んでいく
文壇は新しい才能を得た ・・・と 錯覚した

あえて錯覚と書く
この本は 談春の青春ストーリーである
談春から見た談志 談春と志らくの物語でもある
談志の言葉 談志の生き方 そして談志の指導法 そのくだりは実に素晴らしい 談志を書けばいいのだから

ただ 後半になるにつれ 談春の「浅さ」が見えてくる

それでいいと思う いまだ完成形でない談春に最初っから完成された本を書いてもらってもしょうがない
談志を失った今 もう一度「赤めだか」を書いて欲しい
最後まで息切れせず リズムをもった「赤めだか」が出てくれば その時にきちんと評価したいと思う







談志の追悼番組等でよく言われる談志の言葉

   「落語とは 人間の業の肯定である

ハッと思った
オイラの哲学 「人間は煩悩の塊である ならば それを容認するところから始めよう」 は
自作だと思い込んでいたが どこかで談志の言葉を聞いて それをパクったのかも知らん
ただ パクったにしてはリズムが悪いしなぁ 談志のようにピシッと決めてない
容認なんて甘い表現してるけど 談志は「肯定」という積極語で決めている
やはり まだまだ談志とは人間の格として雲泥の差があるってことなんだろうなぁ

なにより あんな天才と自分を比べてるなんてぇこと自体 失礼この上ない
あきらかに談春以下である
その意味では この本 皆さんにお勧めする
正月の暇な時 ブックオフにでも行ってみてくれ


下町ロケット
読みたかったんだよなぁ

「下町ロケット」 池井戸 潤 著

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今年の直木賞を取った兄ちゃんだ
慶応から三菱銀行に行って7年で辞めてビジネス書とか書いていたんだが
その後 作家になって 今はいろいろと小説出しているらしい

銀行マンのときに いろんな会社見てきたんだろうなぁ
この兄ちゃんの感覚だと三菱のような銀行の社員は向かんだろうな

まさしく 期待通りの作品であった
勧善懲悪のはっきりした 肩のこらないエンターテイメントだなぁ 一気に読み上げさせられた
読後感も清々しい
これは他の作品も読まねばならぬ

前回の「ジェノサイド」にやられてしまい
 <今年はもう小説は腹いっぱいだ>
と思っていたが なんのなんの 別腹であっさり読めてしまった


まさしく「夢のプータロー生活」である
読みたいときに読みたいだけ本が読める
ソフトの充実も有難いな
こういう若い才能がどんどん出てきてくれることは嬉しい限りである






オイラ 3冊だけ小説を書こうと思っている
その3作目に企業モノを書こうと思っている
(2年間は企業モノが書けないって制約もあるのだが)
そのうち直木賞の候補にでもなったら 是非本屋で立ち読みでもしてみてくださいな




ジェノサイド
いかん 徹夜してしまった

頭が朦朧としておる・・・


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高野和明著 『 ジェノサイド 』



朦朧としておるので大した文は書けない
Genocide=大量虐殺

いやぁ 凄い本だったなぁ

帯に書かれていた 万城目 学 の 「この本を書いた人はどういう脳みそをしているのか」
というコピーに惹かれ読んでみたいなぁ と思っておった
また 王様のブランチでも谷原章介が興奮しておったので 読まねばなぁと手に取ってしまった


いやぁ 本当にこいつの脳みその中身見てみたいものだ
おそらくは脳細胞に核が2つずつ入ってるんじゃないか 頭良いヤツっているもんだなぁ


小さい文字で590頁 薬学・軍事・コンピュータ・人類学・政治学・地理・・・・ここまでの知識を持って
ここまでディティールにこだわったフィクションの世界を構成されるとなぁ 
オイラのような貧弱な脳みそでは体力的について行けん


疲れた

夜が明けた

久々に凄いもん読ませていただいた



  本が好きでないヒトにはお薦めしない
  本が好きなヒト この一冊で満腹になるぞ       ・・・面白かった!

coffee break 「 JIN -仁ー  を読む 」
高知旅行記も佳境であるが JIN-仁ー がなかなかの漫画であったのでね
ちょいと一休みしたい

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無論 現在TBS系で放映中であり 芦田愛菜がマルモで急追・肉薄しようが 
視聴率ランキングのトップを爆走しているドラマの原作本であり
オイラごときの ぽっと出ファンが語るまでもない名作であるのだがな

大体「江」が つまらなさ過ぎるので「仁」の面白さが引き立つ面もあるのだが 
まぁそれは良い 
(実は仁は まだここ4~5回しか見ておらん 一昨年の第一部は見落とした まさしく「ぽっと出」である)

キュポ・ラ の中央図書館が事前調査不足でなぁ 
あれだけ愛して ここの存在のために川口に居を構えたのだが 最近相性の悪さを痛感している
人気がありすぎるのである
開館時間ともなれば どこに居たのかというくらい「学生」やら「主婦」やら「失業者」っぽいヤツらが沸いてくる
  無論 一番怪しげな存在は彼らからしたらオイラであろうことも承知しているが・・・
毎朝 新聞はここで読んでやろう・・・・無理だ 窓際には同じ思いのオヤジたちがど~んと座っておる
タバコも吸えん


・・・・相変わらず意味のない前振りが長すぎたが    で、あるからして
オイラ最近「インターネットカフェ」に縄張りを移した うん 漫画喫茶と称しても良い
ここは良い タバコも吸えるわ 飲料も飲み放題 リクライニングシートの心地よさよ

そこで昨日「仁」を見かけた 20巻ある おお 読んでみるか
思った以上に密度の濃い漫画でなぁ 昨日3時間・今日3時間 2日掛かってしまった

感想を述べる
実にきっちりとした世界を構成した優れた作品である
  SF・医学史・医療漫画・幕末歴史物・庶民文化史・恋愛物・そして哲学書
これだけの要素を取り込んで尚 散漫にならず・ぶれず 一気に読ませてくれる
村上もとか 相当な力量・人格とお見受けした

大学の先生方も監修で名を連ねておられる
史実であり医学であり 本物をきちんと押さえた壮大な「ウソ」である 
歴史に残っている人々だけでなく 歴史に残っていない人々の生活・思いをも見事に描ききっておる
日本人とは人間とは なんと素晴しい生き物であることか



  死ぬまでに 自分なりの「ウソ」を描ききってみたい
  勝手な想いだが 人生の最終目標を見せていただいた気がしている


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