とよだの腹
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決断をしたキミへ ~ 番外編 ~  高校受験
前回 新高校生へのエールをしたためていたら ふっと 高校受験のことを思い出した

オイラ 九州の とある県庁所在地の出身でな

 (ちょいと ぼかして書いているのはな これから書くことに 少しばかり不快感を感じる方々が
  おられるかもしれんのでな 多少配慮しとかんとなぁ   ・・・の思いからである)

当時の九州は 公立王国であった
修猷舘・熊本・鶴丸・上野丘・・・ 各県ごとにTOPは公立校が占めていた
私立は というと それら公立のTOP校の上に ラ・サールが君臨しておった
ただラ・サールは全国から俊英を集めるといった感じでなぁ 地域ごとの頂点は公立校であったと思う

  孫正義を輩出した 久留米大附設はなぁ まだその頃やっと頭角を出し始めたころであった
  他の私立校は 「公立のすべり止め」 的な扱いをされていたよう思う
  (いや失礼だろ 私立校出身のみなさん 失礼な表現誠に申し訳ない)


オイラ 中学のころは頭良くってな 成績は常にTOPクラスであった
ただ オイラにはなぁ 将来大成する方々が必ず持ち合わせておられる能力

   「努力する」

ってヤツが 完全に欠如していてなぁ
受験を前にしたあたりで とよだ少年の成績はどんどこ落ち始めるのである
そりゃ当り前である みなさん頑張ってらっしゃるのに (これもまた反感をかおうが)
「素質だけで生きてきた」人間が負けるのは 自然の摂理である

さて 努力ができない少年は 受験にあたって担任に「何処を受けるか」と問われ 胸を張って
「トップ校を受ける!」と自信満々に答えるのである
2年までの成績なら問題なかったんだろうがなぁ 3年になってのオイラの成績は
「こりゃ ヤバいぞ」の成績なのである
完全にガキの思い上がりである
ただ 勘違いできることがガキの特権なんである 何が悪い

担任は学年主任の体育の教師 強面のドスのきいたオヤジである
その怖い担任の顔を見つめながら「トップ校を受ける 何が悪い」と吠えたのである

担任はオイラの顔をにらみ返し 少し考えた後にドスのきいた声でこれまた答えてくれた
「よし 分かった そこ受けろ   ただし条件がひとつある すべり止め受けるな 一本で行け」
オイラ満面の笑みだったらしい
「おぅ 分かった 一本でいく」

思慮浅いガキの思い上がりに つきあってくれた担任には いまだ感謝の念はたえない 
彼は教え子を中学浪人させるかもしれんリスクを負ってトップ校受験を容認してくれたのだ

親はびっくりしたそうだ 不安だったと後で聞いた
ただ 「アンタはどうせ 一度決めたら 頑固だから変えんでしょう」と容認してくれた
この親に育ててもらって良かった

後日 担任と親は話し合ったらしい
「先生 本当に一本で大丈夫でしょうか」
「お母さん とよだの性格知ってるでしょう すべり止めの私立受けさせたらどうなります
 私立に受かった瞬間に あいつはトップ校の試験 手ぇ抜きますよ 
 いや手を抜かないまでも 遊びますよ あいつにトップ校受からせるには これしかない」
「なるほど」
何がなるほどか よく分からんが このPTAは 妥結したようである


果たして受験の日は来た
緊張しなかったかといえば 緊張した 
その当時 中学浪人なんて =社会の落後者 感が満々であった

どうなるんだろう

1時間目は「国語」であった

今でも思い出す 最初の問題文を見た瞬間に オイラ その問題文に魅了された
萩原朔太郎の詩であった
全文引用する

    ふらんすへ行きたしと思へども
   ふらんすはあまりに遠し
    せめては新しき背廣をきて
   きままなる旅にいでてみん。

    汽車が山道をゆくとき
   みづいろの窓によりかかりて
    われひとりうれしきことをおもはむ
    五月の朝のしののめ
   うら若草のもえいづる心まかせに



受験で鬱屈していた そのころの想いを 一気に春にしてくれるような
自由な世界に導いてくれるような
そんなこの詩に見とれていたのを覚えている


おそらく 国語は満点を取ったと思う
そして そんな気分で受けたそのあとの教科も 好成績を収められたのだと思う




オイラの人生に最も大きな影響を与えた3年間は 

この詩で始まった


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