とよだの腹
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宗教について (その1)「三千院」
   🎵京都 大原 三千院  
    恋に疲れた 女がひとり
    結城に塩瀬の 素描の帯が
    池の水面に揺れていた 
    京都 大原 三千院
    恋に疲れた 女がひとり 
🎵

        ( 「女ひとり」 詞:永六輔 曲:いずみたく )


今から40年ほど前 高校の修学旅行で京都に行った (高1の2月)
九州を出るなんて経験は それまでの人生で一回か二回しかなかったんでな
異様に興奮したのを覚えている

何より 親がいないのである (教師はおったが) 
こんなに開放的なワクワク感があろうや (亡き両親へ 親不孝ひらにご容赦を)

更に我が校の修学旅行はフリータイム満載でな
仲間達だけで勝手に計画を練っていいという夢のようなシステムであった
無論我々は授業そっちのけでガイドブックを読み耽り
「京都作戦」の戦略書作成に平日の授業時間の殆どを費やした

特に数学の授業の時は黒板を全く見もせず作業に没頭しておった
数学は ちょうど「三角関数」の頃でな
オイラ 算数は得意なガキであったが 東大に行くのはや〜めたっ と思ってた時だったので
数学を捨ててしまった 私立文系には数学は要らぬ

  その後 数学の授業は教師の言葉が異星人の言葉に聞こえるほど ワケ分からなくなってな
  テストでは4点とか8点とかばかりだった なに 勘でも1問くらいは当たるもんである

  しかし 読者の方に学生さんがおられたら この手法はお勧めしない
  何より 「数学」という魅力的な学問の悦びを知らずに学生生活を終えたのは
  もったいなかったなぁと反省しておる


その修学旅行は 大げさに言えば「人生の分岐点」になった旅となった


ガキの薄っぺらい野心 オイラは「人を動かせる人間になる」ことを人生の目標にしていた
その為のステップとして 県内一番の進学校から東大に行く それは必然であろうと考えていた

  どうだい 嫌な奴だろう
  少なくとも友達にはしたくないタイプだなぁ
  ただ 「裏とよだ」全盛の頃でなぁ 
  彼の能力を持ってしたら それくらいは実際 可能であったろうと思われる

  「表とよだ」は 裏にズルズルと引きずられて中学まで生きてきておったしなぁ

しかし 高校に入って一週間でその野心は頓挫する
「こいつらには敵わない」
我々(裏と表)は そう結論付けるに至る

  何が「かなわん」と思ったか
  真面目に学問に取り組む能力である 勉強に集中する 努力できる能力
  とでも表現しようか
  思い上がりの全盛期の頃である 頭で負けるなんてちっとも思ってなかったが
  「努力できない」ヤツが 「努力できる」ヤツに 勝てっこない
  それくらいの分別はついた

あっさり 学問で身を興すのは断念する

  そして もっと悪い野心が身をもたげる
  「頭が良い奴を動かせればいいだけの話だ」
  それぞれの分野 勉強であったり スポーツであったり ユーモアであったり
  金儲けであったり 自分より長けた人物は世の中に山ほどいるのである

  それぞれの勝負時に それぞれに長けたヤツと組めればいい
  多方面の勝負に勝利するには それが最良の策である
  自分の能力を高めるより 他人の高い能力を使った方が展開が早い・・・


    書きながら嫌になるなぁ 実にドス黒い裏とよだの野望である
    まさしくガキの狭量さがにじみでておる


ただ 表とよだ は もう少しだけ真人間であったようだ

  彼は他人の笑顔が大好物であなぁ
  自分の利 と言うより 相手がその能力を発揮できる そんな場を設定できれば
  笑顔が溢れるなぁ とワクワクしておった
  自分より優れた人間を見て「悔しい」と思えれば 成長したんだろうが
  「悔しい」と思う前に ポヨ〜ンと「憧れ」を抱いてしまうのだ
  
  自分の野望のために他人を使おうという「裏」と
  他人のキラキラした才能を輝かせてワクワクしようという「表」
  (まぁどっちにしても上から目線ではあるが)

  裏・表 の とよだ連合軍は 目標を変える
  東大に行く(エリート街道を目指す)から 人間力を磨く に あっさりとシフトチェンジする
  仲間たちの才能を発揮させる場を創造するために必要なもの それは
  「圧倒的な人間力」と確信していたからである


・・・ここまで書いて 実際のオイラをご存じな方が読者におられれば 秒殺でツッコミが入るやもしれぬ
「バカ言うでない 我々はオマエに人間力など感じたことなどないわ」 とか
「40年かかって その程度しか伸びんかったのか 」 とかな

繰り返す このブログは高尚なエッセイではない
プータローのボケ防止の日記 戯れ言である
書き手が何を書こうが 書き手の勝手である キミたちがどう思おうと知ったこっちゃない
(・・・すまぬ 人間力の欠如を露呈しておるなぁ)


  人間力を磨くとは具体的に何か
  「人間に詳しくなること」 である
  東大や京大 一橋・東工大・医学部 に毎年100人以上送り出す神童集団の中で
  偏差値はともかく 人間に詳しくなることに関しては 負けねえんじゃないか
  
  いや 「人間力にかけてはこいつらには負けん」 という
  強烈な妄信・過信であった
  中学までお山の大将を張ってきた ガキの思い上がりが その過信を生んでおった

  
中学までと違い 高校は面白かった 特に我々の高校は面白かったと思う
学校側は 我々をガキではなく 一個の人間として遇してくれていた気がする
生徒の自主性 一人一人の個性を押さえつけるのではなく 自由にさせていてくれた

今にして思えば そんな大人側の包容力を気付きもせず
PTS(親・教師・生徒)の会合の席で オイラは
「大学合格が第一 との方針が強すぎる」「高校生活で一番大切なのは人格形成だ」
と論陣を張った記憶がある 





修学旅行に話を戻す 

ここでオイラは完全に打ちのめされる

  ( ここで いろんなエピソードを書いていたが 読み返すと長くなりすぎたので 割愛する )

16年間 けっこういろんな経験をしてきて 同級生より「人間に詳しい」と自負していたが
全県下の市町村から集まってきた500人のお山の大将たちは それぞれに確固たる人格を有していた
家庭や学校という枠組みを離れ パーソナリティのみのガチンコ勝負となった数日間は
自分がいかに大人たちの庇護のもとに安穏とした人生を過ごしてきたか思い知らされた

今思えば 個性の違い 生き様は百人百葉 それは当たり前のことなのだが
その時は 彼らの背負ってきたもの 経験してきたことに対し 何ら言葉を発せられなかった

  俺はガキだ なんの苦労も知らん

自分のアイデンティティーが崩壊していくのを感じていた




さて 長い長い長い前段を終え やっと本論に入る


冒頭の「女ひとり」は1965年の作である
当時 永六輔は 中村八大 や いずみたく と組んで名曲をたくさん世に送り出している
主だったものを挙げる

  「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」(坂本九)、
  「遠くに行きたい」(ジェリー藤尾)、「帰ろかな」(北島三郎)
  「こんにちは赤ちゃん」(梓みちよ)、黄昏のビギン(水原弘 ちあきなおみ)
  そしてデューク・エイセスによる「おさななじみ」「いい湯だな」「女ひとり」
   ・・・

オイラが ガキの頃発表された曲たちである
ある種の童謡のように 体に馴染んでいたんだろうなぁ
「京都作戦」を立案するに当たり オイラはどうしても「三千院」に行ってみたかったのである


アイデンティティーの崩壊したオイラは 翌日 雪の京都 三千院の参道を歩いていた
底冷えの寒さだった 

今でも覚えている  
その時 強烈な妖気 オーラ 霊気を感じた
「宗教があなたを救ってあげましょう」
そう神様か仏様かわからんが 言ってる気がした

  昨今のISISや20年前のオウム真理教 
  学のある若者たちが なぜそんなところに 吸い寄せられていくのか?
  といった論調のコメントが相次ぐが オイラには分かる気がする

  あの霊気だ あの魅惑的な「救ってあげましょう」の霊感だ

    無論 イスラム教とイスラム国 真面目な宗教とオウム真理教を同一視するなんてことは
    まったくない!  ここだけは声を大にして言っておく

  ただ 「宗教」のもつ 人智を超えた力 それを感じた瞬間であったことは間違いない


  
では その時 オイラは天台宗の仏門に入ったか   そんなことはない

いまだに 「悟り」とはほど遠い煩悩まみれの堕落した人生を歩んでおる


その時 圧倒的な霊気に触れ 畏れを抱いたオイラが次の瞬間思ったこと それは

  「 宗教は怖い 」

であった

畏怖の念 とでも言えばいいか このまま宗教に帰依するとオイラはオイラでなくなる
ガタガタ震えながら そう感じたのを覚えている


次回以降 「宗教について」バチ当たりなオイラが考えていることを書いていく
 
  
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