とよだの腹
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さようなら・・・    ありがとう REGZA Z9000
TVを 自分で初めて買ったのは 20歳の時だった

  山中湖のホテルで 盆の1ヶ月 泊まり込みでバイトした給料10万円 (当時の時給は300円)
  そのおよそ半分の5万円を投下して 14インチのTVを買った

  東京に出てきてからはTVのない生活をしていたのでな 
  ニュースやエンタメ TVの持つ圧倒的な情報量に あらためて興奮したのを覚えている
  ひとり暮らしであったので 家族に気兼ねせず 自分の好きな時に好きな番組が見れた


液晶の大画面を買ってからは10年も経っていない
その時も あまりの画像の美しさと迫力に「絶句」したのを覚えている

サイズも 32型 → 40型 → 42型 と変遷してきた
買い替えるたびに 「もう後には戻れない」(サイズの縮小はできない)と 覚悟を決めて買った

  人間とは どんどんと(日常という)基準値を上げていく生き物なのだ
  昨日まで「贅沢だ」と思っていたモノが 入手した途端に基準値になってしまう
  もう昨日まで使っていたモノには戻れない

だからねぇ 極力 贅沢品は買いたくないのだ
車も高級家電も 「こいつと一生付き合う」覚悟で買う


表題にした REGZA が 我が家に嫁いできたのは2010年の4月だった 

  綺麗だったなぁ
  一人暮らしをしたことがある方なら分かるだろう 自分一人の部屋に帰ってきて
  自分以外の「声」が聴こえる安心感を
  彼女(REGZA)は まさしく 生活を共にしてくれる デキたベッピンの嫁さんだった

彼女は 外付けHDD 設置可能機でな
裏番組でも 外出時でも 就寝時でも バンバン録画していってくれた
この5年4ヶ月 4台も継ぎ足したHDDに録り貯めした番組は 8TB 875番組に及んでいた

ブルーレイレコーダーやHDDレコーダーにであれば TVを替えても録画番組は見られる
外付けHDDは その台限り TVを替えたら反応してくれん

でもなぁ 操作が簡単だったしなぁ 録画も綺麗だったし なにより
「この子と添い遂げる」覚悟であったので どっぷりと その体制に浸っておったのだ




ここまで 書いていて 読者の諸君の「引き」感が 伝わってくるなぁ
よく独身者がペットを飼いだしたらヤバイと言われるがなぁ(結婚諦念)
ペットどころか 感情を持たない「工業生産品」に こんなに思い入れを書くとなぁ

いよいよ とよだは そっちの世界に逝っちまったのか
単なるヘンなオヤジと思っておったのに ヤバイ オッサンになっちまっとる

・・・と 訝しがられること必至であろう

いや もともと 危ない「ヘンなオッサン」ではあるのだが それを否定はせんのだが
最後まで話を聞いて欲しい

前回のブログで REGZA重体 を伝えた   結果 買い換えた

ただ そこに至る葛藤を書き記しておかねばならぬ というモヤモヤがあるのだ
まさしく いつも言っているように
このブログは 高尚なエッセイなどではなく 単なるオッサンの私的日記なのである




8月上旬 TVの下部に スーっと一本 黒い線が入るようになった          
  おそらく液晶のどこかの部分が切れたのだろう 
  メーカーに言ったところで5年も経ってる機種である 相手にされんだろう
  (何より東芝は 今 それどころでない大騒ぎの最中だしな)
  絶世の美人だって 歳を取ればシワの一本も入ろう
  ここまで付き合えばなぁ もう美人だブスだの価値基準でもない

そして8月15日 突然に下部80%が視えなくなってしまう
  あぁ 風邪くらいと高をくくっていたのが良くなかった 彼女は重病であったのだ
  視えない と言っても真っ黒になるのではない 
  くもりガラスを何枚も重ねたような状態である(白っぽい) 
  何かが動いているんだろうが ほとんど判断できぬ
  (前回ブログは ここで書いた)  

8月15日 夜 自宅そばのヤマダとコジマに出向く
  生活必需品であるTVを失っては日常生活を送れない
  買い替えを決意する

  でもなぁ 4Kとか言う新しいべっぴんさん達(TV)が 並んでるのを見ててもなぁ 
  心が動かないというか  ちょいと悲しくなってきてなぁ
  もう美人だけでは そう心が動かされなくなっている自分を感じていた
  可視範囲30%の彼女ともうちょっと生活しようかなぁ

  決断できずに家に戻った

  その夜は 録画した「朝まで生テレビ」を ラジオのように聴きながら寝た


8月16日 夜明け頃 ふっと目を覚ました そうかTVをつけっぱなしで寝てたんだ

  画像の変化に気がついた
  最初20% それから30%くらいまで持ち直していた可視範囲が広がっている
  45%くらい視えるではないか

  とりあえず 一旦電源を落とし 熟考する
  寝てる間に何があったのか?
  45%の可視範囲と音声があれば 番組の把握は何とか可能ではあるが・・・ 

  おそるおそる 電源を入れる
  あぁやはり20%しか視えない

    ただ そこで オイラは不思議な光景を目にする

  意志を持たない「工業生産品」に過ぎぬはずのREGZAが まるで生きているかのように 必死に
  一生懸命 可視範囲を広げようとしているのである


  イメージが湧きにくかろう
  42インチの液晶TVを思い浮かべて欲しい 
  画面に横一直線に黒い線を引いてみてくれ 線の上が可視範囲 線の下が不可視範囲である
  黒い線はかっちりした実線ではない 上下に振動している
  2㍉下がって1㍉上がる 1㍉下がって2㍉上がる そんな小刻みな振動をずっと繰り返している

  20%だった可視範囲は 1分ほどで30%になった 昨日と同じ部分まで来た
  それでもREGZAは 微振動をやめない 1時間ほど掛けて ついに45%ラインまで来た
  さきほどの部分である ここが限界か

  しかしREGZAは 微振動をやめない


  もうなぁ オイラ 不覚にも涙がこぼれたんよ
  重病患者 危篤状態の彼女が 最後の力を振り絞って オイラに画像を見せてくれようとしてる
  その健気な 一生懸命な微振動が 心を持たないはずの機械の「愛」に思えてなぁ

  頑張れ 頑張れよ
  可視範囲は50%を超えた
  ガンバレ ガンバレよ
  可視範囲は70%に達した

  そして (話を盛ってるだろうとか邪推するなよ 事実だ) 
  サンデーモーニングで張本が「喝!」と言った瞬間に 画面はピクんと動き70%から100%に
  広がってくれたのである



  よくやったね 頑張ったね REGZA  本当にありがとう

  キミを選んで良かった
  キミとの5年間は とっても楽しかった



・・・ん? オマエは「買い替えた」って書いてたな そんなに感動したのなら何故添い遂げん?
そう思われる読者も多かろう

彼女の頑張りに触れて 決断したのだよ

おそらく 彼女の全身を覆った病魔は全治しないのだろう
そして この頑張りは 彼女が最後の力を振り絞って 「キレイな私を覚えておいて」 と
伝えてくれたのだろう

苦しかったろうなぁ あんな最後の踏ん張りを続けさせてはならんなぁ
彼女が綺麗なうちに 眠らせてやらねばなるまい

8TB の録画を捨てるのは寂しいが 彼女をリサイクルに出してやろう 
分解してもらって 彼女の部品を次の製品に再利用してもらおう 
彼女のDNAが新しい製品で生まれ変わるのなら それが一番の感謝の証になるのではなかろうかな

その代わり 次に買うのは 彼女の妹分にしよう
アクオスとかビエラとかブラビアとか いろいろ美人はいるんだろうが レグザにしてやろう
サイズも機能も 彼女を上回らないものにしよう

そう 基準値の上限を 今しばらく 彼女に置いて差し上げよう




8月16日 次機種を購入した



 
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