とよだの腹
本を読む
退職してプータローになってやろう 

そう思ったとき 心の支えになったもの それが「BOOK-OFF」の存在である
大概の方々はご存じであろう 彼らの店には「100円コーナー」がある
本好きのオイラからしたら垂涎の書物たち 何千円・何万円払っても惜しくないような本たちが
なんのためらいもなく そこには鎮座されておる

極論すれば 108円あれば 何も寂しい思いをせずに 一日暮らしていける
王様の生活ができるのである
死ぬまで安泰である 一年で4万円弱あれば贅沢三昧できるんだからなぁ


本を読むときは作法があってな
よく新刊書など買うと レジの清楚なネエちゃん店員さんが「カバーおつけしますか」と
優しい言葉をかけてくださるがな いえいえ とんでもございません なのである

本を買う
まずやることは 帯ごとカバー(装丁)を外す である
単純に カバーなどないほうが本は開きやすい
分厚い本はカッターで分冊すらすることがある 厚すぎると持ち歩きにくい

 「本への冒涜だ」とお怒りの読者が多かろう 許せ キミたちには一生認めてはもらえんことは覚悟しておる
 「次の読者のためにきれいに読んで古本屋に流してやらんかい」その意見もよくわかる 正論である

BOOK・OFFの108円棚をあれだけ礼賛しておきながら矛盾するのだがな
オイラは BOOK・OFFに 読んだ本を持ち込んでやろうなどとは思っていない
オイラの手で成仏させてやらねばならぬ と思っている

新刊出版物がちゃんと流通してこそ 著作者に印税が入り 出版社が健康になり 町の本屋さんが生き延びられる
本を取り扱う世界が 適正利潤をあげてもらわねば困る これ以上弱体化してもらっては困るのである
若い才能たちに 魅力をもって この世界に入ってきてもらわねば困るのであるよ

「じゃぁ 立派な書斎をこさえて 共同墓地のように弔ってやるのか?」
いやいや そんな整理整頓の能力もない カバーを外すのはなぁ
オイラに制服フェチや下着フェチの素養がないからなのである
好きなのは中身なのだ パンツはきちんと脱がして犯してやらんでどうする

不適切な表現が続いて申し訳ない が もうちょい続ける

一度読んだ本を読み返すこともしない
あくまで一期一会 ワンナイトラブ である その覚悟をもって文字と向き合っている
考えても見てほしい どう生きてもせいぜい後20年 7000日である 一日一冊読んでも7000冊しか読めんのだ

この世には 読むに値する良書が莫大に存在する 更には日々新しい良書が出版され続けている

その中から 7000冊しか読めんのだ 振り返っている暇などなかろうや

読み終わった本は 基本的に「捨てる」 それが彼ら彼女らへの(オイラなりの)礼儀なのである



  いや すまない  本好きの皆さんの心情を逆なでするような前段であった
  本論に入る


ここしばらく 「小説」を本格的に読んでいなかった

去年は 宗教・哲学書 に かまけておったのでな
文字中毒のオイラを満たしていたものは 新聞・週刊誌・ビジネス書・資格試験書 であった

電子版で購読している 日経・日経MJ・朝日・夕刊フジ 駅売りの日刊ゲンダイ
これに dマガジン(週刊誌が月間160誌読み放題)が入ってくるとな そこそこ満足できるのだ
おまけに電子書籍のhontoと楽天koboが大特価セールをやってくれたりポイント使えたりするのでな
いや 王様である

小説は何年か前 ブレイク前の池井戸潤と百田尚樹にハマってな 楽しんでおったのだが
百田があれほどのバカとは思わんかったんでなぁ 嫌気が差してなぁ
ちょいと小説から遠ざかっておった


ただ最近 生活の糧であった「株」の大乱高下でな 真っ向勝負していたら 見事に歴史的大連敗を喫してな 
いやいや これは老後まで生きて行けん と覚悟をしたのであるよ
(まぁ最近は また取り戻しに入っておる 野村の兄ちゃんは どう見ても ある種の「天才」である)


死ぬまでに 小説を書かねばならん
いや 印税で王様の生活を維持してやる と 裏トヨダが元気になってきたのだ

小説はなぁ 読んでくれるヤツがおらんとマスターベーションで終わってしまう
印税も稼げん

そこで 「売れてるヤツらの本を読む」 ことにした
時代ごとに読者の感性などは変わっていくのでな 今売れてるヤツらは どんな本を書いているのか
まずは勉強させてもらおうではないか


村上春樹はなぁ どうも しっくりこない ヤメた
東野圭吾はなぁ 先に「ガリレオ」見ちゃってるしなぁ 映像が脳ミソ邪魔するなぁ

結論から言う ここ数週間で読んだ本を列挙したほうが早かろう

 宮部みゆき 「火車」「おそろし」「あんじゅう」「地下街の雨(短編集)」「蒲生邸事件」
 伊坂幸太郎 「チルドレン(短編集)」「ゴールデンスランバー」「砂漠」
       「フィッシュストーリー(短編集)」
 恩田陸   「夜のピクニック」「六番目の小夜子」
 柚木麻子  「私にふさわしいホテル」「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」

 
 併読中:「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)「陽気なギャングが世界を回す」(伊坂幸太郎)
     「宮部みゆき責任編集 松本清張短編集」

 再読:「県庁おもてなし課」(有川浩)「どくとるマンボウ航海記・青春記」(北杜夫)
    「ボッコちゃん」(星新一)

 小説ではないが 「この国のかたち」(司馬遼太郎)
 若い頃 司馬遼太郎と松本清張にはハマって 読み耽ったことがあったんでな



それぞれに感想を述べていきたいんだが 長くなってしまったんで 取り敢えず一人だけ述べる

 文章力 の 観点から


  「宮部みゆき」 このオバちゃんの文章力は本物である 

 おそらく現役作家の中では随一ではないか

例えて言えば(伝わらないかも知れぬが) 文章のデッサン力が凄い
相手にモノを伝える時 サラサラサラッと見事なデッサンを描いて そして大事な部分だけを太実線で
サッと描いて見せている
いや 参りました あんたが売れているのがよく分かった

聞けば高卒後 法律事務所に入り 事務員としてタイプライターの練習で文章を打っていて
周囲も本人もその才能に気づいたそうなのだが 
現世に生きる日本人として いや人間として アナタがこの(小説の)世界に入ってきてくださったことに
心からの感謝を申し上げる

老後の楽しみがひとつ増えた  宮部みゆきは日本の財産である



 


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