とよだの腹
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お盆と言えば・・・その4 「渋滞」
長期休暇(正月・GW・盆)の醍醐味は何か?  

       そう 「渋滞」 であるっ!

この付和雷同しやすい国民性は何なのか
何故 同じ時間に同じところへ向かおうとするのか
が、しかし
渋滞すると分かっていながら突入していく どM根性こそが日本人である

・・・で、あれば 日本人に生まれた喜びを感じずしてどうする


ニュースや交通情報で流れる「綾瀬バス停から○○㌔」とか「花園ICから○○㌔」とかのアナウンス  
無論 距離が延びれば延びるほどアドレナリンが沸き 高揚感が全身を覆う
そこに集う 何千台何万台のドライバーと同乗者は その壮大な距離で繰り広げられる「ショー」の
観客であり出演者である喜びを共有しているにほかならぬ

  オイラの最も好きな道は「中央道」である
  そう かの巨匠 荒井由実(当時)師が
    「この道は まるで滑走路 夜空に続く♪」(中央フリーウェイ)
  と、歌い上げた 絶品の道路である

かの昔 盆に「無計画旅行」に出るべく 6:00AMに調布の社宅をスタートしたオイラは
「高速の入り口に入るための渋滞」に まず打ちのめされる
やっと乗れた高速において「プシュ~」と言う音とともに「クーラーがぶち壊れる」神の悪戯に出会う
走っていれば風が取り込めたであろうポンコツブルーバードは ピクリとも動かぬ無為な時間を過ごす
真夏の日差しとは 早朝よりなんと容赦のないものであることか
談合坂SAに正午に到着(通常は1時間も掛からん)したオイラはエネルギーの大半を使い果たし
その後の旅行は およそこの高貴なブログには公表できぬような 若者ならではの・・・ いやいや

昨日も石和に「マッサージ+温泉」ツアーに出かけたオイラは通常2時間弱の行程において
往路3時間かけて灼熱の太陽と戦い目的地に着いた 
飛び上がらんばかりに喜んでくれたピカチュウ体型のニコニコ中国娘とは足つぼをしながら
「生まれはどこなん?」
「寒いところ ハルピンってわかります?」
「おぅ 知ってるよ じゃぁこっちは暑いだろ」
「2月に来た時 木々に緑があったんで『春だぁ』って言っちゃった 冬だよね」
「親御さんが心配してるんじゃないかい」
「地震があってから『帰って来い 帰って来い』って毎日TELがある 大丈夫だよね?」
「大丈夫に決まってるじゃないか」
「よかったぁ 誰かに『大丈夫』って言って欲しかったんだ」
そう言うとニコニコニコニコしながら ギュっとツボを押える (痛いじゃネェか)

  いいぞ 夢多き隣国の若者よ 日本で技を鍛えカネを稼いで 立派に故郷に錦を立てたまえ

帰りは 中央道最大の難所「小仏トンネル」30㌔渋滞と戦う
正面に満月のお月様が ずっと付いて来てくれる  ほぉ 久しぶりに月をまじまじと見たなぁ
今日のネタは「渋滞」にしよう と、構想を練る

  話は横道に逸れる (昨日からの続き)
  夏の甲子園に何故日本人はあれだけ感情移入し 感動するのだろうか
  それは最上級生にとっては先のない 殺し合いのトーナメントの
    負けっぷりへの感動である
  今年の参加校は4,014校 従って4,013試合 4,013校が負けていくドラマなのである
  主役は負けたチームであり 最後まで主役を張れなかったチームが「助演男優賞」として優勝旗をもらえる
  日本人ほど 敗北に美を認め 称える国民は他のどこにもなかろう



渋滞には大体予測がつくのであるが 一度だけ「なんでここで混むの?」という渋滞に出くわした
中央道の八王子を過ぎたあたりの下り車線が異様に混んでいた
やがて その謎は解決される
反対車線(上り車線)で事故があっていた 
事故を横目で見ながら ついスピードが落ちるので渋滞していたようだ

大破した乗用車の脇の路肩に ひとりのおじいさんが座り込んでいた
事故車とパトカー 警察官が動き回る中 その老人は「へたりこむ」といった感じで座っていた
その おじいさんは目を伏せるでもなく 対向車線である我々の車を見ていた
普通のおじいさんであった
ただ 通り過ぎる数秒間 何故か そのおじいさんに目が釘付けになった
座っているだけなのに 凄まじいまでの「敗北のオーラ」を醸し出されていたからである
  どんな名役者でも これほどのオーラは出せまい ふっとそう思った

翌日の新聞で全てが分かった
  事故を起こされたのは 名高い能楽師の方であった
  「違いがわかる男」のCMにも登場されていた 勲○等かの褒章を得た日本を代表する79歳の能楽師であった
  同乗されていた女性が亡くなっていた 奥様ではなく能楽プロデューサーの73歳の女性であった

  色恋があったかどうかはしらない あれだけの年齢の方々であり あれだけの芸を極められた方だ
  ただ ひとつ分かったのは 彼らはお互いが一番大切な「戦友」であったんだろうな ということだった
  彼は彼女がいたから頂点を極められたのだろうし 彼女のために頑張れたのかもしれない
  そんな一番大切な方を 自分の運転で 自分が殺してしまった

  79年かかって 積み上げてきた名誉も芸も彼は一瞬にして失った
  いや 名誉も芸もどうでもよかったんじゃないか 彼は彼の芸を認める彼女の笑顔が見たいがために
  彼の一生を費やしたんじゃなかろうか
  その笑顔を 彼は自分自身のせいで失ってしまった

  日本を代表する能楽師もまた その一ヵ月後に亡くなられた


  おそらく 事故後 彼は人前には出てこなかったんじゃなかろうか
  誰もが彼とは気づかない 普通の格好をした普通のおじいさんの 芸と人生の渾然一体となった姿は
  何の予備知識もない最後の観客であった我々に対し 確かに「凄まじい負けっぷり」を見せつけてくださった

  あなたは 全てを失われたわけではありませんよ
  あなたの最後の舞台は 何も知らない観客に 震え上がるほどのオーラを 見せつけてくださったんですよ


  心よりのご冥福をお祈り申し上げます

  観世栄夫 様
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コメント
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[2011/08/16 07:16] | # [ 編集 ]

Re: 豊田さんお久しぶりです

>> ていわい どの

コメントありがとうね 
はい 相変わらず貴君の知っている「とよだ」のまま 齢を重ねていますよ
ま そのうち遊んでやるから「公開可」のコメントで感想を送ってくださいね
楽しみにしてますよ
[2011/08/16 18:07] URL | とよだ #- [ 編集 ]


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